近藤 佳美
私はもともと美容師として働いていました。
美容室に勤めていた頃、練習に付き合ってくれる友達や親戚たちまだまだ下手だった私にも「キレイにしてくれてありがとう!」と言ってくれてこの「ありがとう」が本当に嬉しくて「やっぱり人をキレイにする仕事って素晴らしい!!」と思いました。
美容師とネイリストでは職業は違いますがこの時から “ 人をキレイにさせていただく楽しさや素晴らしさ “ を感じていたのだと思います。
ですが就職して三年後、あるご縁から美容専門学校の教員として働くことになりました。
主に美容師の国家資格に向けての授業でしたが その中に少しだけ “ ネイルの授業 “ がありました。 その授業をきっかけにネイリスト人生がスタートすることになります。
それからの数年間はネイル専科のクラスを持ち「ネイルの先生」として勤めていました。
その後、さらに成長したかった私は一級検定の上、認定講師試験を目指 し大阪のスクールへ通いました。
苦労して講師試験に合格した後、さらに成長したかった私はオーナーの佐藤と全国ひたすらセミナーへ、たくさん勉強し新たにたくさんの資格を取得。知識だけではなく、技術を磨くためコンテストにも出るようになりまし た。
ネイルに関することにお金をかけすぎて本当にネイル貧乏でした・・・。笑
気づけばネイルを始めてから15年が経ったある日、生徒が関西の有名ネイルサロンに就職したのでお客さんとして行ってきました。
当時、ネイルの先生として技術だけに集中し、ネイルサロンのネイリストとしては働いたことがなかった私はこのとき初めて “ ネイリストという職業の素晴らしさ “ を感じました。
小さな私の爪が、長さも形も整えられ細かなアートが描かれていく・・・
ネイルの技術にたずさわっている私でさえ感動し、私は一日に何回もその指先を見ては、ニヤっとしてしまうほどながめ続けていました。
いつもと何も変わらない毎日なのに、指先がキレイになっただけで自分 のモチベーションが全然違った!
指先を整える・・・体の中では小さな一部分だけど、こんなにも気持ちが変わることに驚きました。
「この喜びをたくさんの人に感じてほしい!」
その想いを胸にネイリストとして生きることにし、ネイルラトリエで働くことになりました。
最初は「私が感じたあの感動を私はお客様にちゃんと届けられるだろうか・・・ お客様のお力に私はなれるだろうか・・・」と不安だった私ですが、少しずつお客様のおかげで自信をもつことができ、今では
「いつも丁寧なケアで近藤さんのおかげで爪がキレイに育った!」
「一緒にデザインを考えてくれて必ず可愛いネイルにしてくれてありが とう」
「友達に褒められてすごく嬉しかった!」
など、ありがたい事にたくさんの嬉しいお声をいただいております。
いつもお越しいただいている大切なお客様、そしてこれから新たに出会うお客様にも感動を届けられるよう今後も日々頑張ってまいります!